【2025年1月版】ANA特典航空券でNYへ行く際に知っておきたい燃油サーチャージ

 

ANA特典航空券でNYへ行く際に知っておきたい燃油サーチャージ

はじめに

ANA特典航空券を利用して渡航する際に、意外と見落とされがちなのが「燃油サーチャージ」の存在です。
たとえマイルを活用して航空券自体を無料に近い形にできたとしても、燃油サーチャージや空港使用料などの諸税は支払う必要があります。
それでも、上手に活用すれば旅費を大幅に抑えられるケースが多く、浮いたお金を現地での体験に回すことで、より質の高い旅が実現できる可能性があります。

私自身、かつてクレジットカードの仕事に携わっていましたが、「カードのサービスをそのまま説明する」だけでなく、
「それによって得られる体験価値」も提案することの大切さを実感しております。

マイルを活用し旅費を抑えることができれば、人生を豊かにする体験に、より投資しやすくなるからです。

そこで本記事では、ANA特典航空券の具体例をもとに、
燃油サーチャージの仕組みと背景、および上手に活用するコツをご紹介します。

燃油サーチャージの仕組みと背景

燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)とは、原油価格の上昇や為替レートの影響に応じて変動する、航空運賃に上乗せされる追加料金です。
航空会社ごとに設定が異なり、時期によってはさらに上昇することもあります。
(2020年のコロナ禍においては、多くの航空会社で燃油サーチャージが一時的にゼロになったという事実もあります。)
たとえ特典航空券を確保できたとしても、この燃油サーチャージや空港使用料などは原則として支払わなければなりません。

しばしば「マイルを使えば無料」というイメージを持たれがちですが、現金購入の航空券と比較すると確かに大幅に割安になるケースも多い一方で、
「無料=まったく費用がかからない」というわけではない点に注意が必要です。

ANA特典航空券でニューヨーク行きのチケットを予約した体験談

私が実際にANA特典航空券でニューヨーク行きの予約をした際は、40,000マイルを消費した上に、
燃油サーチャージ(51,400円)や空港税などで最終的に約7万円程度を支払いました。

現金で購入すると30万近くする時期だったので、十分にお得な選択肢ではありましたが、6年前にニューヨークに行った頃(予約時は2018年9月)の燃油サーチャージは往復で28,000円であったことに比べると、サーチャージを含めた諸費用が高かったというのが率直な感想です。

【ポイント1】発券のタイミング

燃油サーチャージの金額は原油価格や為替レートによって定期的に見直されます。

原油価格が下がる時期を狙えば、燃油サーチャージも安くなる可能性があるため、発券のタイミングを工夫するとコストを抑えられます。
今回はANAを基準に話していますが、外資系の航空会社のマイルを使って発券した場合、燃油サーチャージがゼロもしくはANAより安くなるケースもあります。

同じ目的地でも、どの航空会社を利用するかによってコストが大きく変わることがありますので、比較検討する価値は必ずあるでしょう。

【ポイント2】クレジットカードの活用

普段の買い物や公共料金の支払いをマイルが貯まりやすいクレジットカードに集約することで、年間を通じてかなりのマイルを獲得しやすくなります。

ここでのポイントは「日常の支出をどう組み立てて、その結果マイルを貯め、旅費を抑えられるか」という視点を持つことです。
こうした仕組みづくりを意識するだけで、「ほぼ無料に近い形で旅を実現する」可能性が広がります。

まとめ

旅行は生きるうえで絶対に必要というわけではありませんが、マイルの活用で飛行機代を抑えられれば、
「少し贅沢な食事を楽しむ」「現地でミュージカルを観る」など、より豊かな旅の体験にお金を回しやすくなります。

一般的に、燃油サーチャージは避けられない費用ではあるものの、原油価格や為替レートの影響で大きく変動しますし、
航空会社の違いや発券時期によっては負担が軽くなる可能性も十分にあります。

ぜひ、クレジットカードの使い方を工夫しながら貯めたマイルを最大限に活用し、
人生を豊かに彩る旅行スタイルを実現してみてください。

 

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