心に残った小説シリーズ🇫🇷

YouTubeのオススメに上がってきたこの動画。

サムネの上白石萌音ちゃんが可愛くて、思わず視聴することに。

 

萌音ちゃんのオススメってどんな本なのかな、と思ってみてみると、

小さい時に何度も読んだ絵本『こんとあき』の紹介をしていて、はっとしました。

もう何歳の時のことなのか覚えていないけど、よく読んでもらったなぁ・・・。

萌音ちゃんのコメントが終始同感すぎて、ずっと頷いていました。

感性が豊かで、知性もあって、嫌味のない性格に惚れるし、興味と尊敬しかない存在になります🥺

 

絵本は大人になってから是非読んでほしい、という萌音ちゃん。

子供の頃とは違った目線で物語を捉えたり、感じたり。

そういう味わいができる人って豊かだなぁ、と思います。

私は大人になって頭がかたくなって、なぞなぞとか解けないような頭になっているので、絵本を読むときもスッと入り込むことができず、じっくりと溶け込んでいく感じです。

 

萌音ちゃんの動画で紹介している2冊目の本『悲しみよ、こんにちは』が天才的な一冊でした!

 

北海道旅行中にこの動画を観て、数時間後、まさか千歳空港の小さい書店に萌音ちゃんと同じプレミアムカバーがまだ売れ残っているなんて奇跡です🌟

(新潮文庫の夏のプレミアムカバーは夏季限定販売のため、通常は書店には残っていない)

 

主人公の「セシル」の視点で物語は進んでいくのですが、まもなく18歳になろうとする少女の複雑な心情に入り込んでいきます。

当時この作品を書いた著者もまた18歳くらいであったことを考えると、若干擦れている、どこか傷を負った心を上手く描いていて感情、とりわけ物憂さというものを上手く描いた小説だと思います。

 

半世紀以上も前の恋愛小説を読んでいると、現代にあるような価値観はもちろん存在しないわけで、情報も物もなかった時代の情景はなんとなく目に浮かんでくるようで、シンプルな暮らしに無い物ねだりを覚えたりします。

イギリスの文学であるジェーン・オースティンの『高慢と偏見』が好きなのですが、ちょっと似ているな〜と思いながら読んでいました。アンヌの役柄がそう思わせるのだと思います。

文学が好きな方は是非、ぜひ読んでみてください。短編小説なので3時間くらいあれば読み切れます。

Have a good day🇫🇷📖

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